平成21年度 下水道グローバルセンター 第11回対応方針調整会議 議事概要

1.日  時:

2010年3月17日(水) 16時00分~18時00分

2.場  所:

日本下水道協会・第1会議室

3.出  席:

藤木座長、田中アドバイザ、奥野アドバイザ、
小林委員、河井委員、堀江委員、佐々木委員、加藤委員、佐伯委員、鈴木委員、
榊原特別委員、吉田特別委員、山縣特別委員、岡本特別委員、
本田課長補佐、田中係長(国土交通省)、
坂巻課長、根岸係長、小関係長(日本下水道協会)、
田野中、遠藤、吉川(三菱総研)

4.結果概要:

下水道グローバルセンター(GCUS)第11回対応方針調整会議(座長:藤木修(財)下水道新技術推進機構下水道新技術研究所長)が2010年3月17日(水)、(社)日本下水道協会にて開催されました。結果概要についてお知らせいたします。
会議では、2010年4月7日(水)に開催予定である下水道グローバルセンター第二回審議会における報告内容について議論した後、国際会議等の関連行事等のスケジュールについて国土交通省下水道部からの報告がなされました。また、国・テーマ別グループ毎に活動の状況・予定について報告されました。主な議論内容は以下の通りです。

<中国グループ(グループ長 国土技術政策総合研究所 榊原下水道研究官)>

2010年3月5日に京都大学GCOEプログラム主催の、「日本及び中国南部における上下水道事業に関するワークショップ」に参加しました。ワークショップでは、中国で最も広く上下水道事業を展開している深セン市水務集団が招聘されており、中国南部における上下水道事情について情報収集及び議論を行いました。深セン市水務集団は下水道協会との技術交流にも関心を示しております。
また、JICA「中国汚水処理場レベルアップ改造、運営改善プロジェクト」の短期専門家及び調査団として、榊原下水道研究官及び奥野長晴滋賀県立大学名誉教授(GCUSアドバイザー)が2010年2月21日~3月6日に現地調査を行いました。北京市最大規模である高碑店下水処理場及び昆明市の小規模下水処理場を対象として、改造設計に関する提案や、運転に関する指導を行いました。
会議では、これらの情報をもとに、中国の水ビジネス市場への展開に向けて議論が行われました。

<サウジアラビアグループ (グループ長 (財)下水道業務管理センター 河井常務理事)>

JICA事業「サウジアラビア下水処理施設運営管理プロジェクト」のフォローアップ事業として、2010年1月31日~2月10日の日程で、サウジアラビアを訪問し、現地下水処理場でのOJT研修を実施するとともに下水道管理・技術セミナーを開催しました。これらのセミナーにおける議論や現地調査をふまえ、会議ではサウジアラビアへのビジネス展開方策について議論が行われました。
なお、サウジアラビアは、2010年度からODAを卒業する予定であり、JICAプロジェクトを通じて形成した人的ネットワークを今後も維持し、いかにサウジアラビア水電力省(MOWE)や国営水会社(National Water Company:NWC)との関係を維持及び発展させていくかについて今後GCUSで検討を進めていく予定です。
また、ドイツの連邦政府技術協力機構は、サウジアラビア政府の負担により、水電力省等の省庁に30名ものアドバイザを派遣し、政策に深く関与しています。日本でもこうした官民の連携によるサウジアラビアとの技術交流を進めることが非常に重要だと考えられます。

<下水道海外ビジネス展開グループ(グループ長 下水道新技術推進機構 中里企画部長)>

下水道海外ビジネス展開グループでは、本年度実施したGCUS関連の海外調査結果を報告する海外調査報告会を2010年3月11日、下水道新技術推進機構会議室において開催いたしました。報告会では、GCUSの下水道海外ビジネス展開共同研究グループの企業の皆様に対して、ベトナム、中国、サウジアラビアの現地調査の報告や意見交換を実施しました。

<シンガポール水週間2010での展示について>

第3回シンガポール国際水週間がシンガポールにおいて2010年6月28日~7月1日に開催されます。シンガポール国際水週間は、水リーダーサミット、水会議、水エキスポ、ビジネスフォーラム、Lee Kuan Yew 水賞で構成されており、同時にアジア太平洋水担当大臣会合も開催されます。
GCUSは、水エキスポにブースを出展し、世界中から集まる水の政策担当者、水産業のリーダー、水の専門家、研究者、実務者等に向けて日本の下水道技術やノウハウを紹介することを予定しております。

<下水道分野の国際研修受入の実態調査について>

下水道に関するJICA等の国際研修受入について、国際研修受入を実施している自治体からの協力を得て、研修の実績や課題について整理しました。調査の結果として、今後は、日本の下水道について、行政が行っている政策とあわせて民間企業が持つ技術情報をセットで紹介するための一般的な研修資料をGCUSで提供してはどうかという議論がなされました。今後は、これらの実態調査をもとに、GCUSとして支援の具体化を検討していくこととしています。

<次回開催日程>
次回対応方針調整会議は
2010年5月11日(火)15:00~ (日本下水道協会)に開催する予定です。