第4回 EWA/WEF/JSWA特別会議を開催しました

下水道展12(神戸)にあわせて、平成24年7月26日~27日、神戸市国際会議場において、第4回 EWA/WEF/JSWA特別会議を開催しました。

この特別会議は、EWA(ヨーロッパ水協会)、WEF(米国水環境連盟)、JSWA(日本下水道協会)が3年に一度、持ち回りで開催し、今回の第4回目は、日本下水道協会が主催することとなりました。主なプログラムは以下のとおりです。

7月26日

内   容

開会挨拶

公益社団法人 日本下水道協会理事長

神戸市副市長 小柴 善博氏

国土交通省水管理・国土保全局下水道部流域管理官
高島 英二郎氏

基調講演

JAXA宇宙科学研究所 宇宙航空システム研究系教授 川口淳一郎氏

WEF会長、Black & Veatch准副社長 マット・ボンド氏

EWA事務総長、ドイツ上下水道協会専務理事
ヨハネス・ロウハウス氏

功労者表彰

デール・ジェイコブソン氏、ヨハネス・ロウハウス氏

特別講演

公益社団法人 日本下水道協会技術研究部長

セッション1

下水処理

座長:東京大学大学院 佐藤 弘泰准教授

・流域管理への統合的アプローチによる流域管理(ドイツ)
・モデリングの成功事例 – 活性汚泥モデルの使用ガイドライン
(フランス)
・MBR法における膜ファウリング低減の試み(神戸大)

セッション2

雨天時下水対策

・都市雨水排水のリスクに基づいたアプローチ(ドイツ)
・既存沈殿池を使用した高速ろ過施設の全天候型活用(大阪市)
・雨天時下水越流後の東京湾奥部における糞便汚染状況の3次元
数値シミュレーションによる評価(東大)

 

7月27日

内   容

セッション3

微量化学物質

座長:京都大学大学院 田中 宏明教授

・日本の下水道における医薬品92物質の存在実態とその環境リスク
(土研)
・人為的化合物 – 問題と解決(ドイツ)
・下水処理場における微量汚染物質の大規模高度処理
(オーストリア)

セッション4

資源回収と
持続可能な都市

座長:北海道大学大学院 高橋 正宏教授

・A-JUMP- MBR新プロジェクトで進化する日本の下水道(国総研)
・中国国内の下水処理と再資源化に関する研究計画
・震災を契機とした持続可能な下水道システムの構築
~神戸市における取組み~

座長:デール・ジェイコブソン元WEF会長

・サンフランシスコ湾地域の将来:下水を資源とした持続可能な
都市づくり
・日本におけるリン回収とその取り組み
・下水処理における水質改善と温暖化ガス排出削減の両立を目指
した新たな取組(東京都)

ポスターセッション(19編)

セッション5

インフラ老朽化

座長:国土交通省国土技術政策総合研究所
堀江 信之 下水道部長

・下水コンクリート管の耐硫酸塩対策と実践(台湾)
・下水管渠の状態と流下能力評価の進歩-米国環境保護庁
SSOAP ツールボックスの開発と適用(米国)
・下水管のリハビリ – ドイツの経験

閉会挨拶

公益社団法人 日本下水道協会常務理事

日本下水道協会理事長、神戸市小柴副市長、国土交通省高島流域管理官の開会挨拶の後、日本の基調講演として、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の川口淳一郎教授から「はやぶさチームリーダーが語る成功の鍵」と題し、ご講演をいただきました。本講演では、はやぶさの打ち上げから帰還までの7年間の飛行運用を振り返り、色々な局面で得られた苦労や教訓等を紹介するとともに、その成果を次世代へつなげる方法や新たな構想を立ち上げるのに必要な取り組み方等、川口教授の貴重な経験を通じたお話しを聴くことができました。また、「3日坊主のすすめ」のお話も印象的でした。

続いて、WEFのマット・ボンド会長からは、「下水処理から資源回収への移行」、EWAのヨハネス・ロウハウス事務総長からは、「水のヨーロッパ年2012―進むヨーロッパのチャレンジ」と題して基調講演をいただきました。発表プレゼンテーションを以下に掲載します。

・マット・ボンド氏のプレゼンテーションはこちら → PDF

・ヨハネス・ロウハウスのプレゼンテーションはこちら → PDF

続く5つのセッションでは、米国、欧州、日本の計18名の方々から発表をいただき、最新の下水道技術等の報告に、会場から多くの質問や意見等が出ていました。

ポスターセッションでは、国際展開を積極的に進めている自治体と研究機関、企業から19編が報告され、活発な質疑応答が行われました。

2日間を通じ、計150名の参加があったほか、3年後の米国開会についての合意が得られました。

神戸市小柴副市長開会挨拶     国土交通省高島流域管理官開会挨拶

JAXA川口教授の基調講演   WEF会長マット・ボンド氏の基調講演

EWA事務総長ヨハネス・ロウハウス氏 日本下水道協会 植松技術研究部長の
の基調講演               特別講演

会場の様子          ポスターセッションの様子

3年後開催の3者による覚書の締結       功労賞表彰の様子